2009年6月17日水曜日

安心エネルギー

先月の話ですが、仙台市で行われた「ナチュラルステップ~持続可能な未来を求めて」に参加してきました。
「六ヶ所村」「再処理工場」「プルサーマル」・・・聞いたことはあるけど詳しく知らない、知ろうとしなかったことが沢山ありました。

問題は沢山あるけれども、みんなが幸せで安心できるエネルギーであればよいなと思います。

自分はまだ詳しくしらないことなので間違いもあると思いますが、以下にプルサーマルの問題について触れてみたいと思います。

プルサーマルというのは「プルトニウム」「サーマルリアクター」の和製合成略語で、サーマルリアクターとは通常の原子炉の種類である軽水炉のことだそうです。
原子力発電はウラン燃料を使いますが、発電過程でプルトニウムが生成されます。このプルトニウムを混ぜたMOX燃料というのを軽水炉で使えるようにするのがプルサーマル計画です。

軽水炉に対して高速増殖炉というのがありますがこちらはもともとプルトニウムを使うように設計されているようですが、実用に至っていません。そのため、プルトニウム利用についてはプルサーマルで行うことが求められているようです。

世界的な核兵器廃絶の動きの中で、余剰プルトニウムを何かに使うようにと計画されてきたものです。

もともとプルトニウムは自然界にはほとんどなく、その毒性はきわめて高く、そのようなものを産出してきたものが文明・技術というのならば、より道徳的な「文化」を大事にしたいものです。冷戦までの時代、文明は毒を溜め込んで、今その吐き出し口を探しています。そのためのプルサーマル計画は、ただ単に毒を六ヶ所村
に押し付けることでしかないと思います。文化を重んじていればこのような毒はたまらなかったのではないかと考えてしまいます。

また、利権か何か知りませんが、再処理工場、原子力発電所にかかわらず、むやみに安全であることを主張してなんとか言いくるめて自分たちの計画を成就させることばかり考えている人たちがいます。

その人たちも上の人に言われてやっているだけとか、もっと上の人は責任のなすりつけをしたりとか、この国の毒を象徴しているプルサーマル計画だと思います。国策だ、地元が潤う、安全性は保障する、とか。
その一方で技術的に確立していないものを使って失敗してみたりとか。
安全であるならば国会のそばにつくればいいのに、とか思ってしまいます。

非常に難しい問題だと思います。原子力を反対するだけでなく、では、どうすればいいか。また知らなくてはいけないことが沢山あります。エネルギー問題、環境問題、自分はまったく答えが分かりません。でも、自分の子供にいい未来を残したいと思っています。

以上、思いつくまま書きました。

詳しくは⇒
http://groups.yahoo.co.jp/group/ansin-energy-mirai/

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