封内土産考に載っている項目で、最初?な名前が載っていました。
それが斎川の孫太郎虫。
孫太郎虫というのはヘビトンボのことで、疳の虫の薬になるそうです。斎川というのは白石の斎川地区のことです。ヘビトンボというのは水の綺麗なところにしか見られず、水質の指標生物のひとつとされています。
分布は北海道から九州まで。体長3.5cm~4.5cm程度。時期は6月から9月。噛みます。
アミメカゲロウ目に属するというのでカゲロウの仲間です。幼虫は川ムカデとも言われ、肉食で周りの虫たちを食べつくしてしまうそうです。
なぜ孫太郎虫というのかまでは調べきれませんでしたが、子供の疳に効くので孫太郎と呼ばれたのでしょうか。孫のためにおじいさんが採ってきていたのでしょうか。
因みに疳というのは小児神経症の一種と考えられていて、癇癪を起こして騒いだり暴れたり泣いたりするといいます。夜鳴きもこの一種とか。原因はストレスの他、消化器不調からくる全身の失調状態などがあげられます。鼻の付け根の皮膚に静脈が透けて見え、これがはっきり見えるほど癲癇の症状が強いらしいです。
また、その他疳の虫に効くものとしては、鍼治療、宇津救命丸、虫退治のおまじないなど色々あるそうです。
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