2010年12月24日金曜日

スマートフォンでできる遺跡発掘の効率化

などを日々、考えています。
実際iPhone、Androidを使っていますと、最初は面白いし、出来ることが沢山あって色々試してみるのですが、結局のところどうしたら一番いいのか、で行き詰ってしまします。

iPadなどでのプロモーションとか、常時ネットワークにつながっている端末の特性を生かしたデータベース構築とか、発掘後の活かし方、というのも様々ありますが、現場で運用するにはどういったものがあるのでしょうか。

実際自分が遺跡に出ていたときに使ったやり方といえば、
・写真をとって、遺構番号をメモする。
・そのメモをEvernoteなりに送って、測量士さんに渡す。
・土層のメモを録音する。
ぐらいしかありませんでした。

あとは会社のメールを現場内でチェックしたり、意味もなく定点観測してみたり。
やはり、個人レベルで取り入れても、たかが知れている、というのが今の感想です。

主任なり総括担当が、現場での動きをリアルタイムに知ることとか、知識ネットワークに繋がっている状態にして、出てきた遺物・遺構を即座に質問できるようにするとか、端末なりの活かし方、つまりは最先端で収集した情報を、背後のバックヤードに即座に引き渡すことができれば、遺跡の調査精度・速度をレベルアップできるのではないか。
なので、調査員・調査補助員に端末を持ってもらい、ライブ中継をしてもらう。ライブ中継となると、やはりスマートフォンが便利。
これを主任調査員が複数同時確認して、適切な指示を送る。という形になれば、かなり効率がよくなるのではないかと考えています。
主任でなくてもよくて、顧問なり大学の研究者に協力してもらうのもいいかもしれません。

・調査区の周りに無線LANのアクセスポイントをおいちゃう。
・ライブ中継しちゃう。で、録画する。
・写真はEvernoteで撮る。

というのを試してみたい!

が、現状ではスマートフォンは個人的に持っている人が数人、会社で導入する気配なし、会社的に無線LANはダメ、という壁があります。
やっぱり現場だと雨にも濡れるし、壊した水道管の水の中に電話を落としたりするので端末は会社支給が望ましいですね。

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