2013年4月4日木曜日

惑星の唄3

長い長い、噴火と嵐の時間が過ぎていった。 いつしか、空から私の魂の重さに曳かれて溜まった雨水は、海と呼ぶに相応しいほどにその広さを増していった。 そして、私の胎内から噴出されたミネラルが海の中で混じりあい、太陽の光によって変化し、最初の動くものたちが生まれた。 その動くものたちは、やがて融合し、分裂し、その数を増やしていった。より複雑な形になり、様々な種類に分岐していった。 あるものは滅んでいったが、滅びの中で適応し、生き延びていくものたちがあり、私の胎内から生まれたものたちはその糸を途切れさすことなく、連綿と続いていく。

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