発掘で見つかる痕跡は、穴の形がはっきり見えるところまで削ってしまうので、本来の表土面とは違っていることが多い。
検出面(大概の現地説明会などではこの面上を歩くことになる)は古代の人ですら歩いていない土の上である。
元々の表土は土壌化しているから遺構は見えにくいのだ。
そんな中でも、古代の人が歩いたかもしれない所はある。竪穴住居の床面、石畳などの化粧が施されている箇所、整地面などなど。
昔は遺跡の土の上に立っただけでもロマンを感じたものだが、ロマンの感じ所がわかってきたような気がする今も、わりかし新鮮で楽しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿