その時の遺物をまとめた本が、出版されました。
15年前と言うと、まだ学生時代。
携帯電話はおろか、PHSさえ持っていたなかった時代です。
連絡手段は家の電話、外出先から留守録を読みだしていた日々です。
それに比べると今は、携帯に出て当然、という風潮なので、色々切羽詰っているような気がします。
たった15年でこれだけ変わってしまうもの。
10年前を思うと、携帯は2台目のC404DIVAを持ち始めた頃で、音楽が聞ける携帯、というのが珍しく、デザインも素敵で気に入っていました。
カラー液晶が出てきた頃です。
10年の間に、音楽再生は標準になり、GPSでマップ・ナビ表示ができるようになり(2002年3月のC3003Pの時代)、30万画素程度とはいえカメラが付き(2003年10月くらい)、それが200万画素になり、iPhoneになり、IS03になっていくわけですが、すごく進歩の速度を感じます。
電話帳もアルバムもクラウドで管理する時代。
覚書も手で書くこともなくGoogleドキュメントに書いてしまう。
そんなこんなで、自分の中身をアウトソーシングしてしまった結果、15年前の考古学へ向かうひたむきな姿勢が失われ、今にいたっております。